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完成イメージ図。人工サーフィンができるプールを中心にレストランやコテージの複合型観光施設をめざす=JPF提供
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 海なし県でサーフィンはいかが――。約30年間、空いたままだった烏丸半島中央部(草津市下物町)に、プロも初心者も楽しめる日本初の複合型人工サーフィン施設ができる。市が8日、発表した。レストランや宿泊施設も備えた複合型観光施設で、2028年のオープンをめざす。

 琵琶湖に面した建設予定地の一帯は、独立行政法人水資源機構(さいたま市)が所有し、1996年に県立琵琶湖博物館と市立水生植物公園みずの森ができた。ただ、民間事業者に入ってもらおうとした約9ヘクタールの土地は空いたままで、2019年に市土地開発公社が約5億円で買い取った。

 公募型プロポーザルを実施し、事業者を募ったが、コロナ下の影響もあり、決まらなかった。昨年8月から2回目の公募をし、公営競技施設を運営するJPF(東京都)に決まった。

 JPFによると、約9ヘクタールの敷地のうち、約6ヘクタールに人工のサーフィンプール「WAVE PARK BIWAKO」(仮称)を整備する。プール周辺には、レストランやコテージ、スケートボードパークなどもつくる。総事業費は約75億円という。

 こうした複合型人工サーフィン施設は海外にもあり、サーフィンの国際大会を誘致して年間約30万人の集客をめざす。滋賀ふるさと観光大使を務めるアーティストの西川貴教さんが烏丸半島で開く大型野外音楽ライブ「イナズマロックフェス」とも連携したいという。

 JPFの久場善博常務取締役は「琵琶湖がすぐそばにあり、水を身近に感じられるすばらしい環境。水に親しみ、自然に興味を持つきっかけになる施設にしたい」と話した。

 橋川渉市長は「日本を代表するにぎわい拠点となることを期待する。地域に開かれた施設となり、市民や子どもたちも水に触れ合え、健幸にあふれた市を実現する施設になることを期待する」とコメントした。(林利香)

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