消防団が団員に「上納」させた報酬は何に使われるのか。団員からは「公費で予算化できない『活動費』に使うためだ」との指摘が相次ぐ。取材で明らかになった「活動」の内容とは。
- 消防団員、自分の報酬を受け取れず 現金で「上納」させる不正相次ぐ
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この冬、中日本にある消防団の幹部や団員らは1泊2日の親睦旅行をした。「活動費」が原資になっており、参加した団員は「個人負担はなかった」と証言する。
LINEで共有された領収書
宿泊先は全国的に有名な歓楽街にある旅館。風俗店が軒を連ねる場所にほど近い。
朝日新聞が入手した旅行行程表によると、日中は公営ギャンブルなどに行った。夜は旅館で宴会を開き、終了後の午後8時過ぎからは自由行動となる。「自分は行かなかったが、風俗店にいっている人もいた」
旅行後、旅館の領収書がLI…