スマホでグーグルの検索ページを開くと、その下にニュース記事が提示されますよね? あなたのスマホにはどんな記事が出てきますか? ファイターズの試合結果? それとも芸能人のゴシップ記事? 私の場合、サッカー関連の記事が大部分で、それに交じって最近は古墳発掘のニュースが提示されます。つまり私はサッカーと日本の古墳について検索することが多いってことですね。

 私が古墳に興味を持つきっかけとなったのは観光アンバサダーを務める奈良市富雄地区で発掘された「富雄丸山古墳」です。この古墳、調べれば調べるほど興味深いんです。

 古墳の多くは前方後円墳と呼ばれるカギ穴みたいな形なんですけど、富雄丸山古墳はまんまるの「円墳」と呼ばれる単純な形で直径は109メートル。規模としては日本最大。造られたのは4世紀ごろ。

 私が得た知識の範囲で、まずは4世紀という時代についてお話ししましょう。中国の史書に「卑弥呼」の記載が見られるのは3世紀、次に「倭(わ)の五王」という記載があるのが5世紀で、実は4世紀の日本については具体的な記述が残ってないんです。ゆえに「空白の4世紀」とか「謎の4世紀」と呼ばれています。

 卑弥呼は日本列島の中の邪馬…

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