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済美・梅原朋貴投手=2025年7月17日午前8時47分、坊っちゃん、水田道雄撮影
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 (17日、第107回全国高校野球選手権愛媛大会2回戦、済美5―0聖カタリナ)

 済美の梅原朋貴投手(3年)と森勇琉捕手(2年)のバッテリーにとって、聖カタリナとの一戦は特別だった。昨夏の愛媛大会準決勝でもバッテリーを組み、0―13で大敗した相手だったからだ。

 「昨年の3年生が見に来てくれているので、何とかリベンジしたかった」。対戦が決まって、2人はこんな決意を固めていた。

 先発で登板した梅原投手は、130キロ台の直球とスライダーを主体に、自信を持つコントロールがさえた。八回まで投げて、被安打2、三振10、無四球の好投をみせた。その後、2人の投手とともに完封リレーを果たした。

 聖カタリナに敗れてから冬場は毎日ランニングを続け、体力を強化した。「一冬越えて球質もよくなった」。森捕手も「梅原さんを信じてキャッチャーとして構えるだけ」と信頼を寄せた。打撃でも2人はそれぞれ2安打と活躍した。

 梅原投手は、次の試合に向けたチームの心構えとして、試合の入り方が大切だと強調する。「シートノックの段階から元気を出して準備をしたい」

 聖カタリナは、3年前に部内の暴力問題が発覚し、3年生は竹内心音主将1人だけで今大会に臨んだ。

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