NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の放送をきっかけに、江戸時代の発明家、平賀源内への関心が高まり、故郷の香川県さぬき市を訪れる人が増えている。瀬戸内国際芸術祭の夏会期では同市が初めて会場の一つになり、相乗効果で盛り上がりを見せている。

 今月14日、同市志度の四国霊場第86番札所志度寺から西に延びる門前通りを訪ねると、リュックを背負いカメラを手にした観光客や家族連れらでにぎわっていた。

家族連れらでにぎわう門前通り(源内通り)=2025年8月14日午後3時29分、香川県さぬき市志度、和田翔太撮影

 通りには、同市出身で、静電気発生装置エレキテルを復元したことで有名な発明家、源内の功績を伝える「平賀源内記念館」があり、源内通りとも呼ばれる。

 地元住民らでつくる「志度まちぶら探検隊」の岡裕子事務局長は「町中に人が増えたと実感する。これほど多くの人が訪れるとは思っていなかった」と顔をほころばせた。

入場者、例年の約4倍に

平賀源内の旧邸の隣に立つ源内像=2025年7月24日午後2時6分、香川県さぬき市志度、和田翔太撮影

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