福島県内の東北新幹線郡山駅で3月、下り列車が停止位置を約520メートル行き過ぎた事故で、JR東日本は25日、車輪がレールを滑る「滑走」を検知するたびにブレーキを緩める制御装置が頻繁に作動したのが原因との調査結果を発表した。今冬から制御装置の設定を見直すほか、早めに自動ブレーキをかけるなどして再発を防ぐという。
オーバーランしたのは、「E3系」単独で走る東京発新庄行き「つばさ121号」(7両編成)。駅手前のポイントを制限速度の倍近い145キロで通過したうえ、赤信号にあたる「絶対停止」位置も約450メートル超過した。
JR東によると、E3系には…