開催中のパリ五輪で、開会式や競技の舞台となり世界の注目が集まったセーヌ川。
約100年前から遊泳が禁止されている場所をあえて舞台とする競技は、いったいどんなものになるのか?
8日にあったオープンウォーター女子10キロの取材で実際に川に入る機会があり、選手とともに流れに身を浸して考えた。
大会から委託を受けているダイバーの情報によると、この時期、セーヌ川の平均は約18度。通常のウェットスーツでは心もとない。厚さ7ミリのセミドライスーツを借りて臨んだ。
8日は午前4時過ぎに競技の開催が正式に決定。レース開始の午前7時半、川に手を入れてみると思ったほど冷たくなかった。ゆっくり、流れに身を浸していった。
セーヌ川が舞台となる最初の…