大阪府河内長野市の女性下着メーカー「HEAVEN Japan」が、「下着を防災バッグに」と訴える活動を続けている。同社のアンケートでは下着を防災備蓄品としている人は14%にとどまるが、「下着は人に借りられない」。災害時に気持ちを保つためにも必要だとしている。
同社が店先やSNSでこうした発信を始めたのは2021年、スタッフの一人が千葉県を旅行中、寝ている時に地震を経験したことがきっかけだ。「防災バッグに下着入れていたっけ」と意識するようになったという。
同社はまず、下着の備蓄状況を把握するため、同年12月、客ら361人にアンケートを実施。すると、防災バッグに下着を入れている人は14%にとどまった。防災バッグを常備しているが「下着は入れていない」とした人は37%、防災バッグ自体を常備していない人は49%だった。
そこで22年には、オンライ…