米国のイエレン財務長官=2024年5月23日、ストレーザ近郊、久保田侑暉撮影

イエレン米財務長官は23日、為替介入について「日常的に使われる手段ではない」と述べた。「介入は極めてまれであるべきだ」とする立場も改めて表明し、あくまで例外的な手段であることを強調した。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が同日始まるのを前に、円買いドル売り介入を最近したとみられている日本を牽制(けんせい)した可能性がある。

 G7の開催地イタリア北部ストレーザの近郊で開いた記者会見で、記者の質問に答えた。G7では為替の安定もテーマになりそうで、日本側が介入の有無などについて説明を求められる可能性もある。

 イエレン氏は会見で、経済規…

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