勝利を決め、笑顔を見せる牧野の選手たち=2025年7月16日、豊中、田中祐也撮影

(16日、第107回全国高校野球選手権大阪大会2回戦 牧野5―2春日丘)

 牧野が2006年以来、19年ぶりに夏の選手権大会で初戦を突破した。

 2日前、4点をリードした六回裏の途中で雨によって継続試合に。再開した16日、七回表2死一、二塁のピンチで相手打者の左中間への飛球を、中堅手の向當(こうとう)知央選手(3年)が飛びついて好捕し、相手に流れを渡さなかった。

 試合終了の瞬間、和久田和樹主将(3年)は目に涙を浮かべた。「自分たちの代で絶対連敗をとめるつもりだった」という。次戦に向けて「一戦一勝でがんばる」と意気込んだ。

 新山佳太監督(34)は牧野の卒業生。自身が1年生だった時以来の夏の勝利だ。「関係者のみなさんにやっと良い報告ができる」と笑顔を見せた。

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