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 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が米国時間16日のパドレス戦で投手復帰を果たした。日本のファンも待ちに待った「二刀流」の再出発。プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(85)は、国民の希望の星として活躍を続ける姿を、3日に死去した長嶋茂雄さんに重ね合わせ「次の長嶋さんみたいな人が、これから大人になる人と心をつなぎ合わせないと。そういう大きな存在になれる」と期待を込める。

 王会長との「ON」コンビで一時代を築いた長嶋さんは、高度成長期にプロ野球を国民的スポーツに押し上げたスターだった。「若い人は夢を共有しながら生きていってほしい」と願う王会長が、かつての長嶋さんのような時代のシンボルとして期待するのが、規格外の活躍で日本列島に熱狂をもたらす大谷だ。

 王会長は通算868本塁打のプロ野球記録を持ち、米国の野球界でも一目置かれる存在だが、大谷には「世界一の野球選手。われわれの時代、メジャーでナンバーワンになるなんて考えられなかった」と最大級の賛辞を贈った。

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