ポッドキャスト「現代川柳」前編のQRコード

 心のうちを自由に表す川柳には、一見意味が通らなかったり、読み手に不思議な感覚を抱かせたりと、前衛的な表現をする「現代川柳」というジャンルがあります。「未来はきっと火がついたプリクラ」などの句で注目の現代川柳作家、暮田真名さん(26)に、その魅力や言葉への向き合い方を聞きました。

 ――現代川柳とは何ですか。「朝日川柳」などの時事川柳とだいぶ違います。

 「かっちりした定義はありませんが、言葉を、意思疎通という役割から離して使ってみることや、『普通』からこぼれ落ちていこうとするものに目を向けて詠むことが一つの特徴と考えています。それでも五七五という枠組みがあるから、きてれつな表現もできるんです」

 ――中高時代に短歌と出会い…

共有
Exit mobile version