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千葉ロッテマリーンズの愛斗

(4日、プロ野球オープン戦 千葉ロッテマリーンズ2―5横浜DeNAベイスターズ)

 現役ドラフトでの移籍2年目を迎える千葉ロッテマリーンズの愛斗が、レギュラー取りへ向け、課題の打撃でアピールした。

  • 守備職人は「目立ってなんぼ」 長すぎる袖に詰まった愛斗の美学

 四回無死一塁、DeNAの2年目右腕、石田裕太郎の低め直球をすくい上げた。左翼席への同点2ラン。ただ、控えめに「サインがエンドランだったので、複雑な気持ち」。

 西武から加入した昨季は、出場52試合で打率1割8分8厘、本塁打ゼロに終わった。外野の守備固めでの出場が中心だっただけに、27歳にとって今季は勝負の年となる。徹底的にバットを振り込んできたといい、「今年は(試合の)後から行く気はない」。

 一方、得意の守備で「らしさ」を見せたのは二回の守りだった。先頭打者の右翼前への鋭い当たりを、滑り込みながら好捕。「誰も捕れないボールを捕るのが僕。完璧な1歩目を切れた」と、強い自負をのぞかせた。直前の一回には2四球が絡んで2点を献上していただけに、投手を救うプレーとなった。

 昨季レギュラーを固定できなかったロッテの外野手争いは、ドラフト1位新人の西川史礁(青学大)らも加わって激しさを増している。

 「今年見返すぐらいの気持ちでやっている。(今季が)終わった時に笑えるように」と愛斗。打撃で、守備で、レギュラーに力強く名乗りを上げる。

 筒香(D) 一回1死満塁から三遊間を破る先制適時打。「外へ逃げるボールにうまく合わせることができた。チームに勢いをつけることができてうれしい」

 石川柊(ロ) オープン戦初登板で3回2失点。「真っすぐ、カーブが引っかかっていた。苦しい投球になった」

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