苫小牧中央打線を1失点に抑えた室蘭栄のエース竹岡漣投手=2025年6月25日午前10時13分、とましんスタジアム、松本英仁撮影

(25日、第107回全国高校野球選手権南北海道大会室蘭地区Aブロック2回戦 苫小牧中央1―0室蘭栄)

 室蘭栄の竹岡漣投手(3年)が緩急をつけた117球で、シード校の苫小牧中央打線を翻弄(ほんろう)した。

 右横手投げで直球は120キロ台半ばだが、変化球を内外角に散らす投球が効いた。身長185センチの手足の長さを生かし、打者に近いポイントで球を放すことを意識。8安打を許したが、失点は初回の重盗による1に抑えた。

 「崩れそうで崩れない。びっくりした」と苫小牧中央の渡辺宏禎(ひろよし)監督。竹岡投手は「挑戦者として弱気にならずに向かっていくことができた」と笑顔をみせた。

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