徳島らしい藍をまとった飛行機が今夏、琵琶湖上を舞った。徳島大学の学生たちが挑んだ「鳥人間コンテスト」。目標を大きく上回る164.48メートルの飛距離を記録したグライダー型の飛行機の名は「Bamblue(バンブルー)号」という。

 挑戦したのは「徳島大学鳥人間プロジェクト」(略称・とくトリ)のメンバー35人。2018年に結成し、21年から毎年、同コンテストの滑空機部門に出場してきた。

 これまでの最長記録は初出場時の66.67メートル。100メートルの壁を越えるのがチームの目標だった。

 今夏のコンテストに向けて、「とくトリ」メンバーは1年前から設計や製作に着手した。翼の補強にバルサ材を使用していた昨年の機体は、つなぎ目の強度不足が弱点と分析していた。

 それを改良するため、新たな…

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