道頓堀川で捕獲されたニホンウナギ
2023年1月11日14時33分(日本時間)
大阪市南区の道頓堀川で絶滅危惧種のニホンウナギが生息していることが初めて確認された。
大阪府立環境農水産研究所は、川でニホンウナギ11匹を捕獲することに成功した。 同研究所の担当者は26日、「川の水質が改善したため、本種が戻ってきた可能性がある」と述べた。
11羽は昨年11月11日、JR難波駅北口近くの商業施設「みなとまちリバープレイス」付近で発見・捕獲された。
国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されているニホンウナギは、日本や東アジアの河川に生息する種です。 大阪府内の河川の下流域に生息していることが確認されています。
ウナギはかつて道頓堀川にも生息していたと考えられています。 高度経済成長期、川には産業廃液や下水が流れ込み、ほとんどの生物が住めないほど汚染されていました。
しかし、最近では汚泥の除去や別の川から良質な水を引き込むなどして、水質が改善されてきました。
同研究所が捕獲したウナギの一部は、同県寝屋川市の同研究所の施設で火曜日から特別展示で公開されている。