国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は6月13日にキエフで記者会見を行った。
2023年6月29日 8時47分(日本時間)
国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長が、福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出問題を協議するため、7月に韓国、クック諸島、ニュージーランドを訪問する調整が進められていることが分かった。 。
政府関係者によると、グロッシ氏は海洋放出の安全性に関する国際核監視機関の評価を含む包括的報告書の内容について3カ国政府に説明する予定。
グロッシ氏は7月4日に来日し、岸田文雄首相に包括的な報告書を提出し、その後3カ国を訪問する予定だ。
IAEAは包括的な報告書を完成させるため、5月下旬から6月上旬にかけて東京電力ホールディングスが管理する福島原発に特別委員会を派遣した。 IAEAはこれまでに6回の報告書を公表し、放出方法などを「適切」としたが、最終報告書でも同様の見解を維持する見通しだ。