大阪・関西万博の「TEAM EXPOパビリオン」で8月31日、甲南大の学生らが地域課題の解決に取り組むプロジェクト「関西湾岸SDGsチャレンジ」の活動を発表した。
プロジェクトは2018年に始まり、甲南大生が神戸市、堺市、和歌山市など五つの自治体、地元高校生と連携してフィールドワークを行い、SDGsの視点から地域の課題解決策を提案している。
会場ではプロジェクトリーダーを務める甲南大の阿部真大教授がプロジェクトの概要を説明。その後、学生3人が、昨年度に和歌山市に提案した空き家を活用したサイクルツーリズムの活性化策を紹介した。
発表した文学部2年の西浜杏菜さん(20)は「時間をかけて調べたことを和歌山市外の人に聞いてもらいうれしかった。新世代の私たちの考えを、いろんな世代の人に知ってもらえれば」と話した。
今年度も別の学生たちが各地域でフィールドワークを実施中で、11月に大学で成果を発表する予定だ。