夏の甲子園に出場した豊橋中央高校の野球部員らが19日、東邦高校(名古屋市名東区)を訪れ、甲子園へ友情応援に駆けつけた同校のマーチングバンド部やバトントワリング部の部員たち約70人にお礼を伝えた。
両校は愛知大会の決勝で延長タイブレークの熱戦を繰り広げた。豊橋中央の吹奏楽部が部員減で休止中だったこともあり、東邦による友情応援が実現した。
この日、豊橋中央の選手らは、お礼として地元・豊橋市の銘菓「ブラックサンダー」を贈呈。その後、東邦の生徒たちが甲子園でも演奏した応援曲を改めて披露。間近で聴いた選手たちは笑みを浮かべ、音楽に合わせて踊る姿も見られた。豊橋中央の萩本将光監督は「東邦の応援は愛知の高校球児にとっての憧れ。選手たちも私も幸せな時間だった」と述べた。
マーチングバンド部の部長、三冨彩名さん(3年)は、「甲子園で全力でプレーする姿を見られ、こちらも感謝を伝えたかった」と話した。