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町村議会のなり手不足対策に関する報告書について説明する検討会の江藤俊昭委員長(左)ら=2024年4月8日午後2時36分、東京都千代田区、平川仁撮影

 深刻化する町村議員のなり手不足をめぐり、全国町村議会議長会は8日、原因や対策をまとめた報告書を公表した。議会の役割の周知や報酬の引き上げのほか、低割合にとどまる女性議員を増やすことが不可欠だとした。今後、全国の町村議会に周知を図る。

 昨年4月の統一地方選で無投票が増えたことを受け、町村議長会が有識者5人による検討会を設置し、聞き取り調査を経てまとめた。

 報告書によると、2019年5月~23年4月の町村議選で無投票は全体の27・4%で、19年4月までの4年間より5.5ポイント上回った。このペースが続けば、次の4年間で34・1%が無投票となり、議会の存在意義が損なわれ、地方自治の弱体化を招くなどとした。

 原因として、議会の役割と議…

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