番組制作会社「フジクリエイティブコーポレーション」に家宅捜索に入る東京地検の係官ら=2023年2月8日午前10時35分、東京都江東区青海1丁目、松田果穂撮影

 東京五輪・パラリンピックをめぐる談合事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪に問われた番組制作会社「フジクリエイティブコーポレーション(FCC)」の専務・藤野昌彦被告(64)と法人としての同社の初公判が24日、東京地裁であり、いずれも無罪を主張した。一連の事件で全面否認は4例目で、立件された6社の認否が出そろった。

 事件では、大会組織委員会が競技会場ごとに発注したテスト大会や本大会の運営業務で、受注予定業者を事前に決め競争を制限したとして、広告最大手「電通」など法人6社と各社の担当幹部ら6人、組織委大会運営局の元次長が起訴された。

 検察側は冒頭陳述で、藤野専…

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