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写真・図版
枝廣篤昌さん=2025年1月30日午後6時39分、愛媛県四国中央市の豊岡台病院、堀江泰史撮影

 愛媛県四国中央市豊岡町長田にある豊岡台病院の病院長、枝廣篤昌さん(62)は、「芸乃虎(げいのこ)や志」という社会人落語家としても活動している。自身の体験から精神科医になり、母の影響で落語好きになった。笑いと健康について聞いた。

 ――医師を目指したきっかけを教えてください

 もともと子供のころからぜんそく持ちでして。神奈川県立厚木高校に通っていた当時、体調を崩して2週間ほど休んで医師と面談した際、「もうちょっと話を聞いてくれる先生がいてもええのになあ」と感じたんです。それまで農学部志望だったんですが、「ああそうか、自分がなる手もあるな」と方向転換しました。一浪して愛媛大医学部に入りました。

 ――精神科を選んだのは

 人間は心の持ち方で生活の質…

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