(23日、第107回全国高校野球選手権南北海道大会室蘭地区1回戦 登別青嶺9―1室蘭清水丘 7回コールド)
両校ともに部員13人の対戦は、登別青嶺が室蘭清水丘を退けた。登別青嶺は2011年に虻田に勝利して以来、14年ぶりの「夏1勝」。公式戦勝利に限っても17年秋以来だ。
チーム計10安打のうち1年生の9番打者・鈴木玲韻(れいん)右翼手が、2安打3打点と打線を引っ張った。二回は直球を逆方向に運ぶ先制打。七回は変化球にタイミングを合わせ中前適時打。「応援の声もちゃんと聞こえて落ち着けた」と冷静さが光った。
安士幸輝主将(3年)は「校歌を聴いていてウルッときた」と歓喜。春の地区大会で強豪の鵡川と渡り合えたことが、自信につながったという。嵯峨裕己監督は「部員が少なく、助っ人を借りて出場した先輩たちの思いもあったので、うれしい」と話した。