安定的な皇位継承に向けた与野党協議が「立法府の総意」に向けてヤマ場を迎えている。5月にも開く次回協議で、衆参の正副議長が取りまとめ案を示す見通しだ。これまでの協議では、女性皇族の身分維持などで各党が一致しているが、立場が異なる点も残る。合意へ向け、自民党と立憲民主党の調整が焦点だ。
24日、自民の麻生太郎最高顧問と立憲の野田佳彦代表、衆院の正副議長が衆院議長公邸にひそかに集まり、皇族数の確保策について協議した。
額賀福志郎衆院議長は17日の与野党協議後、「できるだけ早く(衆参正副議長の)4者で取りまとめたい」と表明。今国会中に立法府として総意を示すことをめざしており、麻生、野田両氏との協議を断続的に行い着地点を探っている。
与野党協議は2024年5月…