天皇の退位等に関する皇室典範特例法に基づく立法府の全体会議に臨む衆参両院の正副議長、各党・会派の代表者ら=2025年4月17日午後3時3分、衆院議長公邸、岩下毅撮影

 安定的な皇位継承に向けた与野党協議が「立法府の総意」に向けてヤマ場を迎えている。5月にも開く次回協議で、衆参の正副議長が取りまとめ案を示す見通しだ。これまでの協議では、女性皇族の身分維持などで各党が一致しているが、立場が異なる点も残る。合意へ向け、自民党と立憲民主党の調整が焦点だ。

 24日、自民の麻生太郎最高顧問と立憲の野田佳彦代表、衆院の正副議長が衆院議長公邸にひそかに集まり、皇族数の確保策について協議した。

 額賀福志郎衆院議長は17日の与野党協議後、「できるだけ早く(衆参正副議長の)4者で取りまとめたい」と表明。今国会中に立法府として総意を示すことをめざしており、麻生、野田両氏との協議を断続的に行い着地点を探っている。

 与野党協議は2024年5月…

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