愛知県警察本部

 教員らのグループが女児の盗撮画像などをSNSで共有していたとされる事件で、愛知県警は18日、北海道千歳市立中学校の教諭の男(41)=北広島市=を性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで逮捕したと発表した。容疑を認め、「他のメンバーの投稿に感化された」と供述しているという。一連の事件で摘発された教員は5人目。

 県警によると、男は昨年、道内の施設で16歳未満の少女の性的な姿を撮影しグループチャットに動画を投稿して共有。今年、別の少女の性的な姿を撮影しようとした疑いがある。

 グループには10人近い教員とみられるメンバーが参加していたとされ、男は「ネットなどで盗撮動画を見て、自分もしてみたいと思い、盗撮するようになった。メンバーの盗撮動画に感化されて、軽い気持ちで投稿した」と供述しているという。

 県警は、グループ開設者とされる名古屋市立小教諭の男を含め、これまでに教員4人を逮捕。4人のスマートフォンの解析などから千歳市立中の教諭の男が浮上し、17日に逮捕した。

 道教育委員会の中島俊明教育長は「学校教育への信頼を著しく損ない、誠に遺憾。根絶に向けて取り組む」とのコメントを出した。

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 盗撮事件が相次ぐ中、名古屋市教育委員会は18日、隠しカメラを探知する機器を今年度中に導入する方針を明らかにした。

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 被害者側への配慮から、デジタル版では容疑者名を匿名としました。

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