メロン農家に防犯対策の指導をする茨城県警鉾田署の加藤克典巡査部長(右)=2025年5月2日、茨城県鉾田市、古庄暢撮影

 全国一のメロンの生産量を誇る茨城県。その生産農家を毎年悩ませているのが、収穫時期に増える盗難被害だ。旬を迎えた5月、県内産地の一つである鉾田市で、メロンを守る地域ならではの取り組みが今年も始まったと聞き、参加させてもらった。

 同市を管轄する鉾田署と、地元のJA茨城旭村、JAほこたの3者が協力し、昨年から始めた見回り活動だ。

 その名も「メロンパトロール」。

 市内では、オトメメロンやイバラキングなど多数の品種のメロンが栽培されている。

 JAは、収穫時期が近づいた栽培農家があると、その情報を鉾田署に提供する。署は、その農家が栽培している地区を重点的に昼夜パトロールする。こんな仕組みになっている。

見慣れない車のナンバーなど注視

 今年からは、地元の防犯協会…

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