熊本県が、「新たな少子化対策」のモデル事業として、希望する女性職員を対象に卵子の量の目安を測る検査を計画していた問題で、木村敬知事は12日、計画を見直すよう指示したことを明らかにした。対象を限定しようとする案を検討していたため、「繊細な事柄で、配慮に欠けた形となった」と説明している。
- 卵子量の測定、「新たな少子化対策」で試行 熊本県が希望する職員に
問題となった事業は、女性の血液からAMH(抗ミュラー管ホルモン)というホルモンの値を調べる検査をするもの。妊娠・出産前から自分の健康や将来を考えるようにうながす「プレコンセプションケア(プレコン)」の一環で、新たな少子化対策のモデル事業として計画した。
具体的には、検査は希望する20代の女性職員を主な対象とし、狙いについて「検査を受けた人の結婚や出産への意識がどう変わるかをつかみたい」と説明していた。
だが、一部の県議から「産め…