1月定例世論調査（18、19日、電話）の回答結果に、少し頭を抱えてしまいました。有権者の考える石破茂首相の長所、短所を尋ねて分析を試みようとしたところ、長所は「特にない」がダントツの64％を占め、他の選択肢の数字が小さすぎて、比較がしにくくなってしまったのです。
石破首相の「よいところ」「よくないところ」をそれぞれ一つずつ選んでもらう質問で、選択肢は共通。①政治理念②リーダーシップ③対話の姿勢④イメージの四つに加えて、⑤特にないも設けました。
現職首相の長所・短所を選んでもらう質問は、あまりすることがありません。やや近い質問としては、小渕恵三首相や小泉純一郎首相の時代に「内閣のよいところ・悪いところ」として政策や政治姿勢を選択肢に挙げて聞いたことが何度かあります。
石破内閣の支持率は、発足直後の昨年10月の46％から翌11月に34％に下落して以来、低空飛行。首相のどこが悪く見られ、逆に強みはどこにあるかを探る目的で質問を作りました。
長所で「特にない」を選ぶ人も一定程度はいるだろうと予想していましたが、長きにわたって「次期首相」として世論の人気を得てきた石破氏。①～④の選択肢にもそれなりの数字が集まるのではと考えていました。小泉内閣ではよいところについて「特にない」が、10％台から40％台を行ったり来たりしていたことも頭にありました。
あにはからんや、その四つの…
