石破茂首相は11日、チリのボリッチ大統領と首相公邸で会談した。米トランプ政権の関税政策が世界経済に与える影響などについて意見交換し、自由貿易の重要性を確認した。首相は、両国が環太平洋経済連携協定(TPP)に加盟していることを踏まえ、関係を強化したい意向も伝えた。
チリは日本にとって、銅やリチウムの最大の供給国。日本側の発表によると、首相は会談で鉱業分野における両国間の協力を深化させる重要性を強調。ボリッチ氏も日本との関係発展を求め、両国が災害多発国であることから防災面での連携の必要性に触れたという。