衆院選は27日夜、開票が行われています。注目の候補の当落は。政党幹部は何を語るか。タイムラインで速報します。

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23:10

立憲、100議席超えが確実

 衆院選で立憲民主党が100議席に達することが確実になった。公示前は98議席だった。野党が衆院選で100議席以上を得るのは、政権交代のケースを除くと、2005年に113議席を獲得した当時の民主党以来となる。

 旧立憲は、民主党を引き継いだ民進党の分裂に伴い17年に結党。直後の衆院選で55議席を獲得し野党第1党となった。20年、旧国民民主党との合流などを経て、衆院で100人超の勢力となったが、21年の前回衆院選で96議席に減少。以後は2桁にとどまっていた。

22:25

石破首相「国民の批判、真摯に受け止める」

 自民党総裁の石破茂首相はNHKの番組の中継で、衆院選の開票状況をふまえ、「自民党はもっときちんと反省しなさい、もっと国民の意思に沿った政党になりなさいという、(国民の)強いご意思が出てきたのだと思う。それをきちんと変えないと、参院選でまた厳しい批判をたまわる。真摯(しんし)に受けとめ、政治改革本部を直ちに起動させることもあわせてやっていかねばならない」と語った。

 今後も自民党中心の政権の継続を目指すとした上で、政権運営に野党の協力を求めるかどうかについて「(今回の選挙で)私どもが信任を受けられず、野党の方々が多くの信任を得られたのなら、国民の意思になるべく沿うようにするのは当然だ」と語った。

 今年度の補正予算案の編成について「なるべく速やかに終えて国会の審議をたまわる。いま予算編成は自公でやっているが、(野党の意見を)国会の審議で取り入れるか、この選挙で示されたいろんな民意を編成過程において取り入れるか、両方のやり方がある」と述べた。

自民党開票センターで取材に応じる石破茂首相=2024年10月27日午後10時17分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影

22:20

丸川珠代氏「裏金問題、大きく影響した」 敗戦の弁

 元五輪相で自民党新顔の丸川珠代氏は落選が報じられ、東京都港区の事務所で「良い結果が出せず、誠に申し訳ありませんでした。力不足を痛感している」と述べ、頭を下げた。

 いわゆる裏金問題について報道陣から問われると「大きく影響したと感じている。この問題が起きてから今に至るまでの我が党の対応に対して、国民のみなさまの理解が得られる状況ではなかった。私も言葉の限りを尽くして説明したつもりだが、それが信頼を得るには至らなかった」と振り返った。

落選の報道を受け、支持者らの前で話す丸川珠代氏=2024年10月27日午後10時20分、港区、力丸祥子撮影

22:18

世耕氏、和歌山2区で初当選確実 二階氏の三男を破る

 無所属新顔の世耕弘成氏の和歌山2区での初当選が確実となった。

 世耕氏は自民党の前参院幹事長で、官房副長官や経済産業相を歴任。派閥の裏金問題で離党勧告を受けて離党し、無所属での「くら替え」の立候補だった。

 同選挙区には自民公認で新顔の二階伸康氏も立ち、「保守分裂」となっていた。二階氏は裏金問題の責任をとるとして引退した二階俊博・元党幹事長の三男で、地盤を継ぐ形での立候補だったが、小選挙区では落選となった。

22:18

自民の甘利元幹事長、落選見込み

 元自民党幹事長で自民前職の甘利明氏が、神奈川20区で落選の見込み。

 党幹事長として臨んだ前回2021年の衆院選では、選挙区でまさかの落選。今回、区割り変更で新設された選挙区に「国替え」した。年齢のため比例代表の重複立候補もなく、選挙区当選を目指して退路を断って臨んだ。公示前から地元に張り付いていたが、届かなかった。

22:15

石破首相「政策実現に向けて努力は最大限する」

 石破茂首相(自民党総裁)はテレビ朝日の番組の中継で「現在の(首相の)職責をこれからもまっとうする考えか」と問われたのに対し、「そういうことです」と述べた。

 そのうえで石破氏は「政治とカネで非常に厳しいご審判をいただいた。これから先、どうやって我々が掲げた政策を実現するか。そのことに向けて、努力は最大限していかなければなりません」と語った。

22:10

石破首相「連立なのか閣外協力なのか、いろんなやり方ある」

 自民党の石破茂総裁(首相)はテレビ東京の番組の中継で、自公が過半数割れした場合、国民民主党や日本維新の会に連立を呼びかける可能性があるかと問われ、「どの党が何議席取るかわからないけれども、どの政策であれば一緒にやれるのかということが、優先順位としては一番上に来るべきだ。連立なのか閣外協力なのか、いろんなやり方ある」との考えを示した。

22:07

韓国メディア「自公過半数は不確実」と速報

 韓国の聯合ニュースは27日午後8時過ぎに報じられたNHKの出口調査の結果を引用し、「日本総選挙、自民・公明過半数不確実」と速報した。

 さらに続報で、NHKの出口調査の予測通りなら自民党が12年間続けてきた単独過半数も崩壊すると指摘。石破茂首相が勝敗ラインに掲げた与党の過半数確保も不確実な状況だとした。

 さらに、ほかの日本メディアの議席予測にも触れ、自民党の単独過半数割れは「確実視される」と指摘。自民・公明の与党全体でも過半数割れの可能性が大きい状況だと伝えた。

22:05

石破首相「きわめて厳しい審判いただいた」

 自民党総裁の石破茂首相はフジテレビの番組の中継で、衆院選の開票状況について、「大変厳しい状況です。現状では極めて厳しい審判をいただいている」と語った。自身の進退については、まだ開票中だとして「そういうことを口にすべきとは全く思わない」と語った。

 自民党の不振について、「北海道から九州まで、政治とカネの問題について全くご理解をいただけていないのが一番大きかった。外交、安全保障、社会保障、農業の論点に議論がいかないで政治とカネに議論が集中した」と述べた。

 裏金問題での非公認候補が代表を務める政党支部に党本部から2千万円が支出されていたことが選挙中に判明したことについては、「法的には全く問題ない。候補者は自分の選挙に使っていない。(自民党は)比例区でも戦っているので、政策を理解いただくために(選挙での支出は)今回に限らないが、それを候補者が使うのではというご理解をなさった方が多かった」と語った。

 非公認とした候補者が当選した場合に追加公認するかどうかは、「まだ決めていない。選挙中に(追加公認は)いかがなものかという議論があった。国民の理解を得られるのかも考えないといけない」と話した。

22:00

裏金問題に関与した候補者46人のうち、15人が落選

 27日に投開票された衆院選で、自民党派閥の裏金問題に関与した候補者46人のうち、午後10時の時点で6人が当選を確実にした一方、15人が落選した。

  • 裏金問題関与の議員、15人落選確実 非公認か比例復活なしでの戦い

21:45

国民民主、議席倍増の14議席超え確実 無党派の受け皿に

 衆院選で国民民主党が、公示前の7議席から倍増の14議席を超えるのが、確実になった。野党第4党として選挙戦に臨み、自民党派閥の裏金事件への批判を強めながら、政策面では「手取りを増やす」と訴えてきた。政権批判票や無党派層の受け皿になったとみられる。

 国民民主は2020年、立憲民主党との合流に加わらなかった旧国民民主の衆参両院議員ら15人で結成。21年の前回衆院選で11議席を獲得したが、前原誠司・元外相らの離党などに伴い、7議席に減らしていた。玉木雄一郎代表は前回並みの「11議席」を最低限の目標に据えていた。

■維新の馬場代表「連立入りは…

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