2023年7月1日 16時21分(日本時間)
ニューヨーク—ウォール・ストリート・ジャーナルの発行元ダウ・ジョーンズ社の上級副社長デビッド・ミンキン氏は、読売新聞のインタビューでオリジネーター・プロファイル(OP)と呼ばれるデジタル技術の有効性を強調した。
ミンキン氏は今週台北で開催された世界ニュースメディア会議に際し、読売の書面インタビューの質問に答えた。
「私たちは信頼できる報道機関の重要性を痛感し、真実のジャーナリストの仕事を高めて、偽情報や事実のレッテルを貼られた意見を発表する信頼性の低い情報源と彼らの仕事を区別する必要がある」とミンキン氏は述べた。
ミンキン氏はソーシャルメディアへの投稿などの信頼性について懸念を表明した。 「ニュースを装った憂慮すべきセンセーショナルなコンテンツの蔓延は、社会に対する脅威を増大させている」と同氏は述べた。
この点に関して、ダウ・ジョーンズの親会社であるニューズ・コープは、読売新聞社を含むオリジネーター・プロファイル協創パートナーシップに参加し、虚偽情報の防止に向けた取り組みに参加しています。 OP システムは、オンライン情報の情報源または発信者の信頼性を明らかにし、確認するように設計されています。
生成人工知能が生み出す偽情報が来年の米大統領選挙の投票に影響を与えるのではないかと主張されている。
ミンキン氏は、そのような懸念に対抗するために、オリジネータープロファイルなどの取り組みを積極的に実施する必要があると表明した。 同氏は、傑出した、信頼できる、検証可能なニュース報道にラベルを付けることが「情報に基づいた意思決定とオープンな議論という民主主義の原則」につながると述べた。