東京都千代田区のポケモンカード専門店
2023年6月30日 17時57分(日本時間)
ポケモンカードは、窃盗犯がカードを盗み、高い再販価値を利用して現金化しようとしているため、日本中の店頭から消えています。
人気のポケモン トレーディング カード ゲームの愛好家は珍しい標本に大金を投じ、カードによっては数百万円の値が付く場合もあります。
5月8日未明、山梨県富士吉田市のカードショップメロで陳列ケースが侵入され、ポケモンカード150枚とカード単体が入った箱数十個が盗まれた。 店の引き出しから18万円相当のカードも盗まれた。
山梨県警によると、カード1万枚以上が盗まれ、被害総額は220万円に上った。
同店代表の後藤拓馬さんは「犯人は値段で盗むものを選んだのだろう」と話す。 「こんな田舎でこのような事件が起きるとは予想していませんでした。」
警察は店内でカードを盗んだ疑いで東京都の男(25)を逮捕し、検察はカード2枚(計1万5500円相当)を盗んだ疑いで起訴した。
男は検察に対し、盗んだカードを売って金にしたほか、埼玉県や東京でもカードを盗んだと供述している。
価格の高騰
ポケモンカードは通常5枚入り1パック180円で販売されています。 しかしレアカードは専門店やフリマサイトなどで高値で取引されている。
価格上昇の原因の一つは、海外でのカードの人気だと考えられている。 カードは他の言語でも販売されているが、「日本語版がオリジナルでクールだと考えられている」と名古屋に本拠を置くポケモンカード販売会社フルアヘッドの広報担当者は語った。
あるケースでは、外国人バイヤーが店でカードに200万円を費やしたという。
店舗や個人が使用済みカードを集めた「オリジナルパック」の販売が価格高騰にさらに拍車をかけたと言われている。
パックの価格は数千円から数万円までさまざまです。 カードが外から見えないため、パックの購入は宝くじに似ており、安価なカードを売り切ることができます。 パックの中にレアカードが混ざっている場合もあり、「価値の高いポケモンカードが入っている」などの文言を用いて顧客の興味をそそる。
ポケモンカード専門店ニンジャ(東京)代表の小川北人さんは「高価なカードを手に入れた人が高額で転売し、そのカードが『オリジナルパック』のベストカードとして転売される」と話す。
販売時は包装されていません
一部の小売業者では、お客様が公正に購入できるよう、転売を防止する措置を講じています。 大手玩具販売店トイザらスは、6月発売の新作ポケモンカードを抽選で選ばれた会員限定で販売した。 未開封品は高値で転売される傾向にあるため、同店は転売防止のためビニールフィルムの包装を剥がした箱入り商品を購入者に渡していた。
家電量販店大手のヤマダ電機も6月にポケモンカードを事前抽選で販売した。
広報担当者は「カードが子供たちやファンに公平に配布されることを望んでいる」と述べた。
フリーマーケットアプリ大手のメルカリは、個人間売買におけるポケモンカードの価格抑制を図るため、6月に任天堂傘下のポケモンとリーズナブルなカード取引に関する包括契約を締結した。 メルカリはユーザーに価格設定ポリシーを警告し、場合によっては商品を市場から削除する予定だ。