水曜午後、コンテナの出入りが止まったコンテナターミナル。
2023年7月6日 9時16分(日本時間)
名古屋、7月5日(時事通信)-愛知県中部にある名古屋港のコンテナターミナルシステムがランサムウェアに感染し、港へのコンテナの出入り作業に支障をきたしていると、名古屋港運送協会が水曜日に発表した。 。
情報筋によると、システム障害は同日午前6時半ごろに発生し、火曜日朝、システム復旧のための金銭を要求する英語の手紙がプリンターから印刷されているのを同協会関係者が目撃した。
関係者によると、この手紙はロシアに拠点を置くハッカー集団「ロックビット」からのものだと主張した。
愛知県警はサイバー攻撃の可能性があるとみている。
同協会は木曜日に港へのコンテナの出入りの作業を再開することを目指している。
自動車やその他の物品を扱う名古屋港は、大手自動車メーカーであるトヨタ自動車株式会社が近隣の豊田市に本社を置く日本最大の貿易拠点の一つです。
トヨタの広報担当者は、港湾システムの不具合により完成車の出荷や生産に影響は出ていないものの、状況を注意深く監視していると述べた。
昨年9月、港湾協会のウェブサイトが大量のデータを送信して混乱を引き起こすDDoS(分散型サービス妨害)攻撃を受け、ロシアのハッカー集団「キルネット」が犯行声明を発表した。