台湾の蔡英文総統は水曜日、台北で開催された世界ニュースメディア会議で講演した。
2023年6月28日 18時20分(日本時間)
台北 — 第74回世界ニュースメディア会議は水曜日に台北で3日間の会合を開き、フェイクニュースへの対応方法などメディアが直面する問題について話し合った。
世界ニュース出版社協会(WAN-IFRA)が主催する年次会議には、約60の国と地域から約1,000人のメディア代表が参加している。
台湾の蔡英文総統は開会式で、明らかに中国を念頭に、プロパガンダが台湾の民主主義に影響を与えていると述べた。
次に彼女は、台北がフェイクニュースと戦うために実施している対策について語った。
式典の初めに、2021年ノーベル平和賞受賞者のマリア・レッサ氏は事実を追求するジャーナリズムの重要性を強調した。 誤った情報が瞬時に拡散する今日の社会において、事実のない真実はあり得ず、真実のない信頼もあり得ないとフィリピン人ジャーナリストは語った。
レッサ氏は、現実を共有できなければ民主主義は維持できないと付け加えた。
その後の基調講演の中で、ニューズ・コープ・オーストラリアの執行会長であるマイケル・ミラー氏は、同社のデジタルへの取り組みについて語った。 さまざまなデータを活用してユーザーが求めている情報を分析し、ローカルニュースやスポーツイベントの特集を盛り込んだWebサイトを構築しました。
同氏は、この新たな取り組みが多くの顧客の獲得に役立っていると述べ、より良い情報の提供と提案の提示がオーストラリアの改善にもつながったと強調した。
金曜日には、読売新聞の前木理一郎編集長が、オンライン情報の出所や発信者を明らかにすることを目的としたオリジネータープロファイルと呼ばれる技術の必要性についてプレゼンテーションを行う。
OP技術は昨年12月、読売新聞社などと共同で「オリジネータープロファイル協創パートナーシップ」を設立し、OP技術の実証実験を行い、早期の実用化を目指している。