東京都千代田区の国土交通省。
2023 年 4 月 5 日 14:45 日本時間
東京(時事通信社)—日本の元運輸次官の本田勝は、元運輸省職員を社長に昇進させるよう空港設備株式会社に圧力をかけたことを認めた、と同省は火曜日に述べた。
地下鉄を運営する東京メトロ会長の本田(69)が、空港施設(63)に対し、元総務省官僚の山口勝弘副社長を空港インフラ管理会社の社長に昇進させるよう働きかけたことが分かった。
同省は火曜日、前日に行われたホンダからのヒアリングの結果を発表した。 ヒアリングで、本田は幹部選任に介入したことを認め、謝罪した。
本田氏は昨年12月、空港施設の乗田利明社長(65)と面会し、山口氏の社長昇格を求めた際、元国交省の代表だと名乗った。
同社の社長は、2021 年に日本航空出身の則田氏が社長に就任するまで、伝統的に元運輸省職員が務めていた。
山口氏を社長に任命することについて「私の周りの何人かがコンセンサスを持っていた」と本田は公聴会で、具体的には小畑正人氏(78)と安富正文氏(75)の名前を挙げた。
文科省は、小畑氏や安富氏について公聴会を行う予定はない。
「Hondaには関係者との調整をお願いしましたが、人事に介入するつもりはありませんでした。 最終的には株主が決めることだ」と安富氏は火曜日、時事通信社に語った。
本田氏は則田氏との会談で、山口氏が社長に就任すれば国土交通省も支援すると述べた。
公聴会で本田は「国交省の元職員として助言や相談をするつもりであり、国交省や職員の権限を借りてお願いするつもりは全くなかった」と説明した。
空港施設はホンダの要求を拒否した。 山口氏はスキャンダルを理由に副社長を辞任した.
東京メトロ会長を辞任するかどうかについて、本田氏は火曜日に時事通信社に「決定を下すのは政府次第だ」と語った。 政府は地下鉄会社の過半数株主です。
齊藤哲夫国土交通相は記者会見で、本田氏の発言は「非常に遺憾」であり、同省の権限を乱用しようとしていると受け止められる可能性があると述べた。