金曜日、北海道千歳市で雪に覆われた道路や道路標識についてビラを使って外国人観光客に注意を喚起する警察官。
2023年1月22日21時
札幌市 昨年、新型コロナウイルス感染症対策の水際対策が緩和された北海道では、外国人旅行者の雪道運転による事故防止に向けた取り組みが進められています。
雪道に不慣れで道路標識の理解力が乏しい外国人旅行者のレンタカー利用による交通事故の増加が懸念されており、北海道警察やレンタカー会社が対策に力を入れています。
致命的な自動車事故
トヨタレンタカー札幌新千歳空港ポプラ店の担当者は「雪は車が滑りやすいので、気をつけて運転してください。
北海道警察とレンタカー会社の職員は金曜日、外国人観光客向けに、急ブレーキやハンドル操作による滑走の危険性や主要な道路標識の意味を説明した英語のチラシを配布した。 初めて北海道を訪れたシンガポールの会社員は、雪が積もっているので運転には注意が必要だと話していました。
警察によると、北海道内のレンタカーでの外国人による人身事故は2018年に27件、2019年に42件だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、20年には12件、21年には2件、22年には14件にまで減少した。
1月10日、家族で上富良野を訪れていたシンガポール在住のインド人男性が運転する乗用車が、町内の交差点でダンプトラックと衝突した。 男性の妻と次女が死亡した。
一時停止の標識があり、男はその意味を理解していたとみられるが、警察によると、周囲に雪が積もっていたため、ダンプトラックを見つけるのに遅れたものとみられる。
昨年12月、七飯の国道5号線で、信号待ちのキャンピングカーに香港人の男性が運転する乗用車が追突した。 彼のタイヤは、凍った路面で滑ったと考えられています。
レンタカー利用の増加
函館市のハイコダエ地区レンタカー協会によると、外国人が利用するレンタカーの台数は、2021年の33台から昨年は479台に急増した。外国人は4.07%と7倍以上。
協会の関係者は「スタッドレスタイヤなら雪道で滑っても止まると思っているのだろう」と話す。
札幌のニッポンレンタカー北海道によると、12月の外国人によるレンタカー利用はパンデミック前の約80%まで回復しており、シンガポール、香港、タイから多くの人が訪れている。
同社の店舗では、濡れているようにしか見えない凍結した路面での黒氷の危険性を説明する英語と中国語のリーフレットを使用して、安全運転を促進しています。