2023年7月19日 10時30分(日本時間)
東京(時事通信社)-文科省は火曜日に発表した年次報告書の中で、教員の長時間労働に対する危機感を表明した。
文科省は今年3月にまとめた2022年度の文科白書で、教員の長時間労働是正が急務だと強調した。
白書はまた、意欲と能力のある人材が労働条件の悪化を理由に教師になることを思いとどまるべきではないとも述べている。
同紙は、教員の働き方改革に一定の進展は認めつつも、教員1人当たりの月平均時間外勤務が2022年度教員勤務実態調査速報値で示されたことを挙げ、依然として長時間労働の教員が多いと指摘した。小学校教員は約41時間、中学校教員は約58時間となった。
文科省は白書で、全国の小中学校で児童生徒1人1台の情報端末を整備する「ギガスクール」構想を推進する姿勢を明らかにした。