東京都江東区にある渋沢栄一の旧邸。
2023年9月18日 15時36分(日本時間)
「日本資本主義の父」として知られる先駆的な実業家渋沢栄一(1840~1931年)の旧居が、青森県に移転されていたが、東京都江東区に返還された。
この物件を管理する清水建設は、来年7月に渋沢を描いた新一万円紙幣が発行されるのに合わせて、来年この邸宅を一般公開する予定だ。
木造2階建て延床面積は約1200平方メートル。 清水家二代目清水喜助が渋沢の依頼で建てた邸宅で、明治11年(1878年)に完成しました。
2階への階段はアーチ型天井となっております。 建物は竣工後も増築を重ね、昭和初期に完成した洋館と連結しました。
第二次世界大戦後、この建物は国有化され、財務大臣の官邸および政府の会議場として使用されました。 1991年に渋沢家に近い人物が建物を購入し、青森県六戸町に移転しました。
渋沢氏が清水建設の経営に携わり、喜助が開発した建物で現存する唯一の住宅であるため、同社が2018年に購入し、江東区の同社研究開発センターへの移転を進めてきた。