H2Aロケット47号機が木曜日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。
2023年9月7日 14時43分(日本時間)
月探査機と天文衛星を搭載した日本のH2Aロケットが木曜午前8時42分、鹿児島県の種子島宇宙センターから無事に打ち上げられた。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が搭載した月探査用スマート着陸船(SLIM)とX線画像分光ミッション(XRISM)がH2Aロケット47号機から分離され、それぞれの軌道への投入にも成功した。
H2A の打ち上げはこれで 41 回連続の成功となり、成功率は 97.9% で、これは 2001 年の最初の打ち上げ以来 47 回の打ち上げのうち 46 回に相当します。
日本の他の主力ロケットの打ち上げに関しては、固体燃料ロケットイプシロン6号が2022年10月に失敗し、H2Aの後継ロケットであるH3ロケットも3月に失敗した。 木曜日の成功により、日本はロケット産業における致命的な信頼の喪失を免れた。
SLIMは地球周回後、月周回軌道に向かい、来年1月か2月に日本初の月面着陸を試みる。 成功すれば、日本は旧ソ連、米国、中国、そして最近では8月23日にチャンドラヤーン号で初の月面着陸に成功したインドに続く、5番目の月面着陸国となる。 3.
4月には日本の宇宙企業ispace社が世界初の民間企業として月面着陸を試みたが失敗した。 ロシアは8月にもルナ25号による約半世紀ぶりの月面着陸を試みたが、月を周回して通信を失った後、月面に衝突したとみられている。
XRISMは、2016年に軌道上で異常回転を起こして分解したX線天文衛星「ひとみ」の後継衛星。
約3カ月の機能調整を経て、XRISMは銀河団やブラックホールから放出されるガスを観測する予定だ。
JAXAの山川宏理事長は打ち上げ成功後、記者団に対し「XRISMとSLIMがそれぞれのミッションに向けて第一歩を踏み出し、安堵している」と語った。