岩屋彩が東京で彼女のデザインを取り入れたフィンランドのベビーボックスを披露。
2022年12月30日12:00(日本時間)
フィンランド政府が妊婦に無償で提供するフィンランドのマタニティパッケージには、日本人デザイナーが描いたイラストが飾られている。
新生児のいるご家庭向けのスターターキットには、洋服や絵本、体温計などがセットになっていて、ベビーベッドとしても使える箱に入っています。
箱のイラストは随時変わります。 2017年に岩屋彩さん(30)のデザインが選ばれ、2022年からは彼女のイラストがボックスを飾り、日本のデザイナーがフィンランドの革新のためにイラストを描いたのは初めてです。
ベビーボックスは、1937年に地方自治体の出産補助金法が制定されたため、2022年に85周年を迎えました。
くまや馬、白鳥をモチーフにした岩屋デザインのベビーボックス。
「フィンランドの美しい自然と四季の中で、どの家族も孤立することなく暮らせる社会をイメージしました」と岩屋さん。 「いろいろな動物を描くことで生きる喜びを表現しました。」
東京の高校を卒業後、2010年にフィンランドの美術大学に入学し、8年間デザインを学ぶ。 彼女は、2015 年にフィンランドのベスト広告およびデザイン コンペティションで若いクリエイティブの金賞を受賞しました。
岩屋さんは幼い頃に両親が離婚し、ひとり親家庭で育った。 フィンランドの寛大な社会保障政策には、大学までの無償教育が含まれており、岩谷さんのバックグラウンドが印象的でした。
「マタニティパッケージプログラムは、子どもの誕生を祝う取り組みを象徴しています。 私のデザインが選ばれたことを光栄に思います」と、現在日本で活動している岩屋は語った。
フィンランドの社会保険機関である Kela によると、マタニティ パッケージは、1922 年に手縫いのベビー服やその他のアイテムを貧しい家庭に提供したボランティア組織の取り組みにまでさかのぼることができます。
フィンランドでは、母親は出産時にベビーボックスまたは 170 ユーロ (約 24,000 円) を受け取ることができます。 初めての母親の約 95% が、現金給付よりもマタニティ パッケージを選択します。