月曜日、佐賀県唐津市で倒壊した家屋が見られる。
2023年7月10日 9時45分(日本時間19時更新)
全国に梅雨が到来する中、月曜日の朝、一連の線状降水帯が福岡、大分、佐賀の各県に大雨をもたらした。 気象庁はこれを受け、福岡、大分両県の8市町に大雨特別警報を発令した。
複数の地域で土砂崩れが発生し、福岡県添田市で1人の死亡が確認され、佐賀県唐津市で3人の行方不明が確認された。 複数の河川が氾濫しており、当局は最大限の警戒を呼び掛けている。
午前6時40分に発表された特別警報は、福岡県の朝倉市、東豊市、久留米市、八女市、うきは市、添田市と大分県の日田市、中津市が対象となった。 この警告は、最高の危険レベルである警戒レベル 5 に相当します。 同庁がこのような警報を発令するのは福岡県では2021年8月、大分県では2017年7月以来。
福岡県添田市では、自宅裏で土砂崩れが発生し、土砂が住宅に流れ込み、女性が死亡した。 佐賀県唐津市では住宅2棟が土砂に浸水し、1棟の男性2人と、別の棟の高齢女性1人と連絡が取れなくなった。
国土交通省によると、月曜日午前8時ごろ、福岡県の小石原川や佐賀県の城原川など国管理の5河川が氾濫した。
大分県日田市でも大野川が氾濫し、鈴連町、遠野町、本江町でも住民が孤立しているとの報告があった。 これらの地域では211世帯に計473人が住んでいると考えられているが、何人が切断されたのかは今のところ不明である。
交通機関にも影響が出ている。 山陽新幹線の広島~博多駅間と九州新幹線の博多~熊本駅間は双方向で一時運転を見合わせている。 ローカル線でも遅延や運休が報告されている。
日曜日から九州北部で記録的な大雨が記録されており、福岡県久留米市(332ミリ)と添田市(331.5ミリ)では月曜日午前9時までの12時間降水量が観測史上最高を記録した。 一方、佐賀市と大分県中津市ではそれぞれ249ミリと231.5ミリを記録した。
同庁は月曜日午前7時半過ぎに緊急記者会見を開き、担当者は「避難が危険な場合は浸水の可能性が低い場所に移動してほしい」と述べた。 同当局者は、他の地域にも特別警報が発令される可能性があると付け加えた。 「発表を待たずに身の安全を確保してください」と呼び掛けた。
火曜日にかけて九州北部から北陸にかけて大雨が予想されています。 九州北部では火曜日午前6時までの24時間に約200ミリの雨が降る恐れがあり、中国地方で100ミリ、北陸で80ミリとなっている。
福岡は陸自の支援を求めている
福岡県の服部誠太郎知事は月曜日、自衛隊の災害救助チームによる県の救助活動への支援を要請した。
服部氏は、久留米市内の住宅7棟が土砂崩れに巻き込まれたことを受け、久留米市の孤立地域に陸上自衛隊に隊員を派遣するよう求めている。
数名の住民の安否は依然として不明である。