東京都足立区内の学校給食例
2022 年 12 月 3 日 15:51 日本時間
東京都足立区では、魅力的な料理を提供し、生徒の食への関心を高める取り組みにより、学校給食の食べ残しを大幅に減らすことに成功しました。
区内の公立小中学校の食べ残しは、10年以上前に比べて約3分の1に減っている。
「学校給食制度は、子どもたちが心身ともに健やかに成長するために必要です。 近藤弥生区長は「子どもたちの食事量が増えてうれしい」と話した。
最高を目指して
「いただきます!」 区立花穂小学校の4年生が教室で声をそろえ、15日の給食に感謝の言葉を述べた。
多くの子供たちが笑顔で食べていましたが、それには十分な理由がありました。 この日のメインディッシュは、区産の小松菜を使ったジャンボ揚げ餃子。 ワカメと豆腐の入ったスープと一緒に、中国のツナサラダもサイドディッシュとして提供されました.
「サクサクでとても美味しいです。 学校での給食をいつも楽しみにしています」と生徒の 1 人 (10 歳) は言いました。
足立区は学校給食に力を入れており、給食をおいしくするための部署も設置されています。
これまで学校によって食べ残しの質や量にばらつきがあったため、区では2007年度からおいしい学校給食を推進する取り組みを始めました。
日本一おいしい学校給食を目指して、区内の小中学校に配属されている栄養士が月に一度集まり、献立について話し合っています。
学校給食は味だけでなく、健康にも力を入れています。
料理スタッフは、鰹節や昆布からとった天然だしを使用し、あっさりとした味付けを心がけている。 ベテラン栄養士が学校に出向き、給食の作り方を確認し、必要に応じて校長や担当栄養士にアドバイスを行っています。
また、学生の食への関心を高めるため、学校を訪れた農家による出前授業や、学生が独自の献立を考案する学校給食の献立コンテストも実施しています。
こうした取り組みの結果、区内の小中学校の食べ残しの合計量は、2008年度の381トンから2021年度には113トンまで大幅に減少しました。
区が2021年度に行った調査では、6年生の96%、8年生の93%が学校給食を「おいしい」と答えた。
人気の食器を販売
こうした人気の学校給食を広く知ってもらうため、区では企業と連携したキャンペーンを実施しています。
コンビニエンスストア大手のセブン‐イレブン・ジャパンは11月上旬、区内外の店舗で「えびクリームライス」や、小松菜とツナを主原料とする「コマツナサラダ」の販売を開始した。
11月中旬、区内のショッピングモールで給食フェアが開催されました。 区内の学校に小松菜を供給している農家の方が、小松菜の育て方を説明してくれました。 学校給食の魅力を伝える料理の写真も展示。
区の担当者は「区の魅力であるおいしい学校給食を通じて、学生の健康増進と区のイメージアップを図りたい」と話した。
優秀賞
東京都教育委員会は「食育」を重視しています。 新しいアイデアで学校給食を改善し、食に関する授業の提供に取り組んでいる公立学校に賞を授与します。
2021年度は、武蔵野市立桜野小学校が学校給食部門で健康づくり優良学校として表彰されました。
同校では、給食を中心に、栄養士らが箸の持ち方や焼き魚の切り分け方などを指導。
また、同校では地産地消にも力を入れており、市内で栽培されたキャベツや人参を使ったメニューを学校給食に取り入れています。
本橋忠孝副校長は「教職員だけでなく、栄養士をはじめとする給食スタッフが一丸となって生徒たちに真摯に向き合った結果、受賞に至りました。 「学校給食制度を通じて、生徒たちがより深く学べるように取り組んでいきます。」