水に浮く小学生向けリュックサック「ランドセル」。
2023年3月29日 14:50 日本時間
仙台(時事通信社)—中部日本の会社は、津波や集中豪雨の際に子供たちを守ることを期待して、水に浮かぶ小学生向けのリュックサック「ランドセル」を開発しました。
ライフ ジャケットを兼ねるバックパックは、2011 年 3 月に東北地方を襲った地震と津波からの教訓として生まれました。
静岡県浜松市で眼鏡小物の製造・販売を行う栄商会の担当者は「子どもたちが常に身につけている非常用サバイバル用品になってほしい」と話した。
3月1日に発売されたリュックサック「うくらん」は、前面のフラップを子供の頭の上にかぶせて胸元を覆い、ストラップで胸元を固定することで救命胴衣に変身。 助けを呼ぶホイッスルも付いています。
同社によると、浜松市の70代男性が発案。
男は、2011年の津波で84人の児童と教職員の命が奪われた1年後、宮城県石巻市にある現在は廃校になっている大川小学校を訪れた.
子どもたちの命を救うために何かできなかったのでしょうか。
発案者からの打診を受け、2018年2月から商品化に向けた協議が始まった。最終製品の開発には約4年を要した。
「浜松は海も近い」と話すのは、64歳の吉澤隆社長。
「製品開発中に、次の災害に備える必要があると感じました」と彼は付け加えた.
同社は全国の防災イベントに参加することで、製品のPRを目指している。
吉澤さんは「子どもたちが小学校を卒業したら、リュックサックを自宅で非常用の防災バッグとして使える」と話した。 「私たちの製品が、できるだけ多くの命を救うのに役立つことを願っています。」