袴田巌の再審に支持者涙

1966年7月に静岡県で起きた家族4人殺害事件で死刑が確定した袴田巌被告（87）に57年の時を経て、再審への道が開かれた。予想どおり、彼の無実を信じる人々は喜びの涙を流しています。

月曜日、東京高等検察庁は、袴田被告の再審を認める東京高裁の13日の決定を受け入れ、最高裁に特別抗告をしないと発表した。

過去に4件の死刑事件が再審され、いずれの場合も被告は無罪となった。 袴田はすぐに彼らの仲間入りをして、合計5回の無罪判決を勝ち取ることができた.

もう心配する必要はありません

「これまで感じていた疲労はすべてなくなりました」と、検察が特別控訴を見送ることを発表した後、袴田の妹、秀子（90）は月曜日の夜、静岡県浜松市の彼女の家の前で記者団のインタビューに応じて語った。 . “めっちゃ幸せ。 感謝しかありません。」

インタビューの前に、彼女は自宅のソファに座っていた兄に次のように語った。 もう心配する必要はありません。」

刑務所生活で精神病になった袴田さんの表情は変わらなかったが、秀子さんは「わかっていると思う。 彼は、物事がこのようになるのは明らかだと考えていると思います。」

静岡地裁での再審に向けて、秀子さんは「公判はまだ終わっていない。 今が正念場です。 彼がもはや死刑囚ではないことを何よりも願っています。」

袴田容疑者は殺人事件の 2 か月後に静岡県警に逮捕され、1980 年 12 月に最高裁で死刑判決が確定した。 . 2008年に2回目の再審請求をしてから、もうすぐ15年になる。

袴田容疑者は、逮捕から2014年の釈放まで48年間拘留された。

記者会見で弁護団長の小川英世さん（７０）は「袴田を一刻も早く無罪にしたい」と感慨深げに語った。

一方、東京で月曜日の夜に開かれた特別記者会見で、冷静な顔をした上級検察官は、事件の詳細な説明を避けた.

東京高等検察庁の山本浩次長検事は、特別抗告をしない理由や、再審で袴田容疑者の有罪を立証しようとする意向を問われると、コメントは差し控えるか、詳細は明らかにできないと繰り返し述べた。 .

3 月 13 日の高裁の判決では、捜査当局が証拠をねつ造した可能性についても言及されています。

この件に関する事務所の対応や袴田さんへの謝罪の有無について、山本弁護士は「再審で対応するため、現段階では詳細は差し控える」と述べた。