慶応義塾大学 宮田 裕章 教授
2023年7月21日 13時58分(日本時間)
宮田裕章氏は「既存のパビリオンの枠を打ち破り、未知の体験を生み出したい」と語った。
慶応義塾大学医学部教授の宮田氏は、2025年大阪・関西万博の特別パビリオンのプロデューサーを務める。
読売新聞は今週、このアトラクションに協賛すると発表した。
44歳のデータサイエンス専門家は、この施設ではデータを利用して各訪問者の体験を変えるだろうと語った。
宮田氏は医療政策の研究で知られ、万博のテーマ「いのちの未来社会のデザイン」を体現する万博の8つの特徴的なパビリオンの8人のプロデューサーのうちの1人である。 宮田のパビリオンは「Co-being」と名付けられ、人々が世界と「共鳴」しながら、共に未来に向かって進んでいく姿を表現することを目的として、「命の共鳴」をテーマとしている。

慶応義塾大学の宮田裕章教授が制作する万博パビリオン完成予想図
パビリオンには万博会場の中心にある「やすらぎの森」との一体感を演出するため多くの樹木を配し、各部屋を区切る天井や壁を設けない。 音や香りを通じて森を体感することもできます。
また、来場者の同意のもと、年齢、来場回数、疲労度などのデータを収集し、天候や収集したデータに応じて体験を調整します。
宮田氏は、現時点では公開できる内容が限られているとした上で、「例えば、子ども連れの来場者は子どもの視点で体験を楽しむことができる。 雨の日はネガティブなイメージがありますが、雨が降ったから良い経験ができた、と言ってもらいたいと思っています。 何度も来ていただくことで、もっと楽しんでいただける施設にしていきたいです。」