旧京都府細見小学校中出分校
2023年1月30日14:22(日本時間)
大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会によると、京都府と奈良県にある昭和時代(1926-89)に建てられた2つの校舎が2025年の大阪・関西万博に出展される。
木造の建物は大阪の会場に移され、世界の最先端技術が展示されます。
映画監督・川瀬直美プロデュースの「いのちのあかし」をテーマにしたパビリオンの一部として使われる。
万博のメインテーマである「生命の輝き」を体現する8つのパビリオンのひとつで、森の中の映画館をイメージしたデザインです。 森の中を訪れた人に「昔からあったかのような」建物のデザインを目指した。
2つの校舎のうち、京都府福知山市の細見小学校中出分校だった平屋は1930年に建てられたもので、2教室と小さな体育館があります。 2002年に本校に統合されるまで小学校として使用されていました。
川瀬さんは6月に校舎を訪れ、「初めての訪問なのに、昔から知っているような懐かしさを感じた」と絶賛した。
協会からの要請により、建物を所有する福知山市が万博開催に向けて無償で譲渡することで合意した。
川瀬さんは、奈良県十津川市に1952年に建設された旧折立中学校も訪れた。 2階建ての建物を所有する村も建物の譲渡に同意した。
同協会によると、2棟の校舎は4月以降に解体され、大阪市此花区の人工島「夢洲」に移される。
中出支部に参加した福知山市の自治会会長は「万博で多くの人に校舎を見てもらい、学校の思い出が後世に引き継がれることを誇りに思います」と語った。細見小学校の生徒。
川瀬氏は「建物を新たな価値のある建築として蘇らせたい」と語る。