2013 年 9 月 13 日、バンコクのラマ 9 世通りで渋滞に巻き込まれる車。
2023年7月3日 15時17分(日本時間)
【バンコク(時事通信)】国際協力機構(JICA)は、タイの首都バンコクで悪名高い交通渋滞の緩和を目的に、手動による信号操作をなくす交通管制システムの実証実験をバンコクで開始した。
この実験はバンコク市とタイ警察の協力で5月に開始された。
先週月曜日の式典で、バンコク知事のチャドチャート・シッティプントはこの実験の歴史的意義を強調し、その成功への期待を示した。
バンコクの深刻な交通渋滞の原因の一つは手動信号操作だと言われています。 各交差点の小屋にいる交通警察官がカメラ映像や目視で判断し、制御盤の信号を切り替える。 信号機は交差点ごとに個別に運用されており、連携していません。
実験では、バンコク中心部の4本の道路に囲まれた周囲道路の距離計8キロメートルの地域に、日本でも導入されている地域交通管制システムを導入。 道路に設置された車両感知器が交通量や渋滞の長さを計測し、そのデータに基づいて交差点13カ所と横断歩道4カ所に設置された信号機を自動制御する。 成功すれば、このシステムはバンコク全土に導入される予定だ。
深刻な交通渋滞は経済的損失だけでなく、緊急車両の到着遅延や大気汚染などの社会問題を引き起こします。
先週月曜日の式典で、JICAタイ事務所の鈴木和也所長は、「交通渋滞の緩和は生活の質の向上と大気汚染の軽減につながる。 バンコクをより健康で快適な都市にするために協力していきたいと考えています。」