Smiley face

【動画】「超 国宝展」開幕を前に奈良博で法要=飯塚晋一撮影

写真・図版
百済観音を前に読経、法要をする奈良の各寺のトップら=2025年4月18日、奈良市登大路町、今井邦彦撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 「百済観音」の通称で知られる法隆寺(奈良県斑鳩町)の観音菩薩立像(7世紀)や、朝鮮半島の百済から伝わった石上神宮(同天理市)の七支刀(4世紀)。奈良県内外の寺社に伝わる約110点もの国宝が、文字どおり一堂に会する特別展が、19日から奈良市の奈良国立博物館(奈良博)で始まる。

  • 日本の名宝、関西に集結 奈良博・京博で二つの特別展、19日に開幕

 奈良博の開館130年記念特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」(奈良博、朝日新聞社など主催)。18日には開幕を前に、法隆寺、興福寺、西大寺、唐招提寺、東大寺、薬師寺のトップらによる法要が展示室で営まれた。

 まず百済観音が安置された展示室で、法隆寺の古谷正覚管長が導師を務めて般若心経を読経。続けて展示室を回り、各寺社が出陳した寺宝、神宝を前に読経、礼拝した。

 古谷管長は「法隆寺では普段、ガラス越しに拝見している(百済)観音さまを直接目にし、新鮮な印象を受けました。不安が多い世の中なので、訪れた人たちの不安を救っていただくよう、観音さまにお祈りしました」と話していた。

 奈良博は1895年4月29日、帝国博物館(現在の東京国立博物館)に続く国内2番目の博物館「帝国奈良博物館」として開館。当初から仏教・神道美術の収集や研究に力を入れ、十分な収蔵施設がない寺社から文化財の寄託を受けて保存、公開する役割も担ってきた。

 その歴史を踏まえて、今回の…

共有