富山市への大空襲から8月2日で79年。市中心部で放課後学童の子らが7月31日、大空襲と当時の暮らしを学んだ。小学1~6年生の31人を前に先生役を務めたのは、16歳の富山国際大付属高1年の女子生徒だ。
「高校1年生の西田七虹(ななこ)先生です。きょうは(講話の)デビューです」。こう紹介されると、西田さんは「富山大空襲を聞いたことある人?」と手を挙げた。「おばあちゃんから」「学校の先生に聞いた」「図書室の本に書いてあった」。矢継ぎ早に返事がくる。
「みんな何歳? 10歳との声が聞こえました。私のおじいちゃんは10歳で戦争、大空襲を体験しました」
おじいちゃんの体験と語り、間近で
祖父で語り部の佐藤進さん(…